質問
『時間がたっぷりあると例えば勉強をしなくちゃいけないのに、マンガやテレビを見たくなることってありませんか?』
却って時間がない時の方が集中する気がします。たっぷり時間のある時に集中できれば慌てることもないんですが、テレビなどを見たくなる衝動を排除するしかないのでしょうか?
回答
目的意識を高めて、「締め切り効果」を利用する。
この様なご質問を多数いただきました。
結論から申しますと、マンガやテレビの方が勉強より大切になっていることが問題で、「なぜ勉強をするのか?」という目的がハッキリしていないことが問題です。
人間というのは、興味の強い方に意識が向けられるようになっています。日常でも、好みの人と、どうでもいい人だったら、好みの人の方に意識が向けられるでしょうし、どうでもいい人と、イヤな人だったら、やはりイヤな人の方に意識が向くでしょう。
これと同じように、勉強することに対して目的意識がないならば、マンガやテレビを見たくなるのは当然なのです。(「勉強大好き、趣味は模擬試験」という人は別ですが・・・)
それともう一つ、集中力を高める効果として、「締め切り効果」というのがあります。これは、切迫した状況の方が集中力が高まるということでして、「時間がないときの方が集中する気がします」とおっしゃるのは、まさにその通りなのです。
大切なことは、「興味付けをする」と「締め切り効果」という集中力を高める条件を上手に使うことです。
●なんのためにこの勉強をするのか?
●締め切りはいつまでか?
●逆算して、今日はどこまで進んでいると後で楽なのか?
この三つをいらない紙の裏にでも書いて、これからやることに、
「目的」と「切迫感」
をあたえる工夫をしてみて下さい。そうしたら、ちょっと状況が変わるはずです。
ですから、「テレビなどを見たくなる衝動を排除する」必要はありません。それ以上に勉強をやりたいと思わせることです。(誉められるから、怒られないから、いろいろな理由があるでしょう・・・)
いかがでしたか?答えになったでしょうか?もし、もっと知りたいということがございましたら、ご連絡下さい。
講師紹介
獣医師・獣医学博士。1969年山形県生まれ。須崎動物病院院長。「薬を処方しない、手術しない、ワクチンを接種しない」方針で、食事療法や飼い主のメンタルケアなどを通してペットの体質改善を行う。ペットの手作り食に関する書籍は10万部を突破し、TV番組にもレギュラー出演。一方、元速読教室インストラクターという経歴を持ち、現在は総合学習力強化プログラム「シルバメソッド」の公認インストラクター、及びビジネスコーチングツール「コスモ・マップ」の講師としても活躍中。メールマガジン「今日から出来る!集中力を高めるコツ」はまぐまぐ殿堂入り。集中力関連本としては、「5分間集中力トレーニング」、「勉強に集中する方法」を出版。2008年1月、ペット食育協会を設立。2008年4月より九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科の客員教授に就任。

