質問
『現在、資格試験取得にむけて勉強中なのですが、どうしても没頭して取り組むことができません。』
以前から読書、データチェック、暗記の際、目は文章を追っているけれど気が付くと意識は彼方にとんで行ってしまっているということがよくあります。まるで2人の意識が存在するかのようにものの5分とたたないうちに違うことを考えていたりして理解の欠如、処理の低下を招いています。
どうすれば集中しそれを持続させることが出来るのでしょう?
回答
目的意識を高めて、「締め切り効果」を利用する。
講座にいらっしゃる方も、同じようなことを解決しようとしていらっしゃってます。細かいコツは人それぞれなので、一概には言えませんが、この方の場合、
●体力が不足している
●何が何でも資格が必要だというわけではない
ということが考えられます。
体力が不足しているというのは、別にムキムキになれというのではなく、日常で不必要な力を抜いたら、勉強時間に体力が温存できるし、疲れないということです。
こんな実験結果があります。
背筋測定器を「力一杯引いてください」といったときと、「80%の力で引いてください」といったときでは、後者の方が成績が遙かに良かったそうです。
つまり「力一杯」というのは、背筋力以外にも余分な力が入っているということですね。「80%」と指定されたところではじめて背筋に集中できたといえると思います。つまり、余分な力が入っていれば、脳力を十分に発揮できないということです。
眉間にしわを寄せていたり、頭を抱えながら勉強していませんか?
勉強すると肩が凝ったり、頭が痛くなったりしませんか?朝すっきりと目が覚めるでしょうか?
余分な力が抜けると、少ない体力でも効率よく使えるようになりますので、まずは脱力を念頭に入れてみてください。
それと、「将来が不安だから何か資格を取っておこう」という動機で資格試験を目指している方が増えています。大変申し上げにくいことですが、元々集中力がある方を除いて、この程度の動機付けでは「まぁいいや」になりかねません。
私としては、せっかくエネルギーを注ぐのでしたら、「この資格を取って、こういう仕事をしたいんだ」という強い目的意識を持って臨んでいただきたいのです。そうすると、思いの外集中できるようになることが実感していただけると思います。
世の中には目標設定に関する書籍が沢山あります。細かいやり方はそれぞれかもしれませんが、本質は「最終ゴールを決めて、そこから逆算して今何をやるかを決めましょう」というものです。つまり、多くの人たちが誤解しているような、「今やっていることを積み重ねていったら、こういうことができるようになるかな?」というのは達成しにくいということです。
「そんな時間はない・・・」と思われるかもしれませんが、急がば回れです。大学受験生も、資格試験受験生も、とにかく一度「目標設定」をやってみてください。そうすれば、集中力が格段と上がります。
もし、ご都合が合えば、講座にいらしてください。何を改善したらいいかの個別アドバイスができるはずです。
いかがでしたか?答えになったでしょうか?もし、もっと知りたいということがございましたら、ご連絡下さい。
講師紹介
獣医師・獣医学博士。1969年山形県生まれ。須崎動物病院院長。「薬を処方しない、手術しない、ワクチンを接種しない」方針で、食事療法や飼い主のメンタルケアなどを通してペットの体質改善を行う。ペットの手作り食に関する書籍は10万部を突破し、TV番組にもレギュラー出演。一方、元速読教室インストラクターという経歴を持ち、現在は総合学習力強化プログラム「シルバメソッド」の公認インストラクター、及びビジネスコーチングツール「コスモ・マップ」の講師としても活躍中。メールマガジン「今日から出来る!集中力を高めるコツ」はまぐまぐ殿堂入り。集中力関連本としては、「5分間集中力トレーニング」、「勉強に集中する方法」を出版。2008年1月、ペット食育協会を設立。2008年4月より九州保健福祉大学 薬学部 動物生命薬科学科の客員教授に就任。

